拠点・施設プロロジスは28日、スズケン専用の物流施設「プロロジスパーク神戸2」を竣工したと発表した。
この施設はスズケングループ専用の賃貸用物流施設で、茨城県古河市で11月4日に竣工を迎える「プロロジスパーク古河1」とともに2棟同時に開発。両施設は医薬品物流の東西広域拠点として、スズケンの子会社で医薬品に特化した物流会社エス・ディ・ロジが利用する。
プロロジスパーク神戸2は、神戸市の内陸部に位置する神戸テクノ・ロジスティックパーク内に立地。同敷地内では、13年12月にエス・ディ・ロジの専用物流施設として竣工した「プロロジスパーク神戸」に続いて2棟目の施設となる。
地上4階建て、延べ床面積約6万8000平方メートルで、40フィートコンテナトラックが3階部分へ直接アクセス可能なランプウェイを備える。入居企業のBCPに配慮し免震装置を導入したほか、全館をLED照明とし、医薬品保管のための倉庫内空調を整えた。また、従来よりも厚い外壁断熱パネルを採用し、空調効率の向上を図っている。
エス・ディ・ロジは、この施設をターミナル機能を持った西日本全域への配送拠点とし、メーカー物流と卸物流を1つの施設内で管理する。
神戸西インターチェンジから1キロと交通アクセスに優れ、山陽自動車道から広域幹線網に直結し、西日本を広域にカバーできる拠点となっている。また、神戸電鉄粟生線「木津駅」に隣接し、神戸中心部から28分でアクセスできるなど、従業員が確保しやすい。
■プロロジスパーク神戸2概要
所在地:神戸市西区見津が丘
敷地面積:3万4613.16平方メートル(1万470.48坪)
延床面積:6万8377.07平方メートル(2万684.06坪)
階数:地上4階建て
構造:RC+S造、免震構造
着工:2015年8月
竣工:2016年10月