ロジスティクスブルーム・トレード(米国)は23日、農産物業界向けAIインテリジェンスエンジン「Blooms Cortex」の提供を開始したと発表した。財務指標や国境物流、商品取引データを統合し、国際貿易や農業物流、サプライチェーンに関する意思決定を支援する。
Blooms Cortexは、サプライチェーンの運用データ、財務情報、規制情報を自然言語で検索・分析できるAI(人工知能)基盤で、従来のダッシュボードや手作業によるレポート作成に代わる運用支援ツールとして位置付ける。
主な機能は、請求書や未払い残高、納税義務などをリアルタイムで集約する財務・請求管理機能のほか、農産物価格の動向分析、米国・メキシコ間と米国・カナダ間の国境物流における待機時間や通行レーン、国境通関拠点の処理能力を把握する機能を備える。さらに、米ドルとメキシコ・ペソの為替情報の分析や、企業内の規程、輸送コスト、取引先情報、青果物取引に関する規制などを検索できる知識管理機能も搭載した。
物流面では、国境通過時の遅延状況や輸送能力をリアルタイムで可視化し、輸送ルートの検討や物流計画の意思決定を支援する。市場データと企業内データを統合することで、サプライチェーン全体の状況把握を支援し、調達や輸送、在庫管理に関する意思決定の高度化を図る。
システムはゼロトラスト方式のマルチテナント構成を採用し、利用企業ごとにデータを分離管理することで機密性を確保する。ブルーム・トレードは、北米の農産物物流と国際貿易を対象に、AIを活用したサプライチェーンの可視化と業務支援を進めていく。
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