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中東依存度が15か月ぶりに減少、石油統計

2017年3月1日 (水)

調査・データ資源エネルギー庁が2月28日発表した1月の石油統計速報によると、原油輸入量は1706万キロリットル(kl)、前年同月比1.7%増と2か月連続して前年を上回った。

輸入量はサウジアラビア(710万kl、8.9%増)、アラブ首長国連邦(357万kl、15.2%減)、クウェート(136万kl、3.5%増)、ロシア(110万kl、5.7%増)、カタール(105万kl、23.5%減)――の順で多かった。

同月の中東依存度は86.1%で、前年同月に比べて1ポイント減と15か月ぶりに前年を下回った。

燃料油の生産は1626万kl(3%増)と3か月連続で前年を上回った。油種別では、ガソリン、ナフサ、灯油、軽油、A重油、B・C重油は増加したが、ジェット燃料油は減少した。

燃料油の輸入は323万kl(5.6%減)と12か月連続して前年を下回った。輸出は278万kl(5.1%増)と2か月連続して前年を上回った。

国内販売は1636万kl(1%減)だった。油種別にみると、軽油は前年同月を上回ったが、ガソリン、ナフサ、ジェット燃料油、灯油、A重油、B・C重油は前年を下回った。在庫は954万kl(8.9%減)で18か月連続して前年を下回った。全油種(ガソリン、ナフサ、ジェット燃料油、灯油、軽油、A重油、B・C重油)が減少した。