16年の産業機械受注高、内需が11.7％増加

調査・データ日本産業機械工業会は13日、2016年通年と12月の産業機械受注状況を発表した。16年の受注高は5兆6089億円（前年比3.5％増）で、内需が3兆9126億円（11.7％増）、外需が1兆6962億円（11.5％減）となった。

内需のうち、製造業向けは2.6％増、非製造業向け13.7％増、官公需向け28.3％増、代理店向け4.5％増だった。

増加した機種はボイラ・原動機（16.8％増）、冷凍含む化学機械（15.7％増）、タンク（5.8％増）、プラスチック加工機械（11.3％増）、その他機械（20.6％）の5機種。

減少した機種は鉱山機械（25.9％減）、ポンプ（0.4％減）、圧縮機（1.2％減）、送風機（2.5％減）、運搬機械（7.5％減）、変速機（7.5％減）、金属加工機械（14.4％減）の7機種となった。

外需のうち増加した機種は、その他機械（3.8％増）で、減少した機種はボイラ・原動機（3.1％減）、鉱山機械（32.3％減）、冷凍含む化学機械（6.3％減）、タンク（95％減）、プラスチック加工機械（11.9％減）、ポンプ（26.3％減）、圧縮機（30.6％減）、送風機（55.8％減）、運搬機械（2.9％減）、変速機（3.1％減）、金属加工機械（58.1％減）の11機種。

機種別では、ボイラ・原動機が鉄鋼、非鉄金属、電力の増加で11.3％増、鉱山機械が窯業土石、建設、外需の減少で26.6％減、冷凍含む化学機械が鉄鋼、電気機械、電力、官公需の増加で5.7％増、タンクが外需の減少で47.9％減となった。

プラスチック加工機械が外需の減少で2.6％減、ポンプが官公儒、外需の減少で7.5％減、圧縮機が外需の減少で15.4％減、送風機が電力、外需の減少で11％減。

運搬機械が電気機械、情報通信機械、造船、その他輸送機械、運輸・郵便、官公需の減少で6.2％減、変速機が鉄鋼、はん用・生産用、電気機械、建設、卸売・小売、官公需の減少で6.8％減、金属加工機械が鉄鋼、金属製品、自動車、造船、外需の減少で29.5％減、その他機械が官公需の増加で16.5％増となった。

12月の受注高は7128億3400万円（前年同月比86.8％増）で、内需が5388億1700円（33.1％増）、外需が1740億1700万円（15.7％増）となった。