ワタミ、陸前高田市のきのこ販売会社に資金支援

認証・表彰ワタミは21日、100％子会社のワタミ手づくりマーチャンダイジング（東京都大田区）を通じ、4月30日付できのこのSATO販売（岩手県陸前高田市）に出資すると発表した。きのこのSATO販売が発行する株式を400万円で引き受け、出資比率を40％とすることで合意した。

株式取得後、ワタミの渡邉美樹会長とワタミ手づくりマーチャンダイジングの門司実社長が、きのこのSATO販売の取締役に就任する。

きのこのSATO販売は、渡邉会長が代表理事を務める「NPO法人みんなの夢をかなえる会」主催の「みんなの夢アワード2012」で最優秀賞を受賞した。同社は昨年3月の東日本大震災で生産施設が壊滅的な被害を受けたが、生産拡大により地域雇用を創出し、いち早い震災復興のモデルとなるべく意欲的に取り組んでいることから「夢の実現をサポートする一環」として出資することにしたもの。

ワタミは出資に加え、資金1600万円を貸付ける計画で、最大2000万円の資金支援となる見込み。また今後、同社の生産するしいたけ・きくらげを同社グループ店舗で利用するなど、販売面でも全面協力していくとしている。