三井金属アクト、韮崎・石川工場を閉鎖、国内1拠点に

拠点・施設三井金属アクトはこのほど、本部機能の強化と国内工場の集約を行うと発表した。

国内生産の減少に対し、本部機能を強化して国内生産拠点の見直しを実施することで、グローバル化や顧客ニーズに対応。高付加価値型の本部機能を備えることにより、拡大する海外市場での商機拡大、ビジネスの持続的成長を支える体制を整えていく。

具体的には、技術革新を中心とした本部機能の組織改編や人材投入などによる強化を図り、国際型、提案型の本部体制を構築。2013年3月末までに、国内の3生産拠点のうち、韮崎（山梨県韮崎市）、石川（福島県石川郡）の2工場は閉鎖し、九州工場の1工場体制とする。

また、10月をメドに「ものづくり開発センター（仮称）」を韮崎市に新設し、将来のものづくりに向けて先進技術の情報収集、量産への実践トライを行う。現在、韮崎工場、石川工場で生産している製品は、海外を含む同社傘下の生産拠点に移管する。