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羽田空港の国際線貨物量急増、関東運輸局調べ

2017年7月25日 (火)

調査・データ関東運輸局が24日に公表した管内の輸送動向によると、トラック(2月)は特別積合せ貨物の輸送量が前年同月比で1.4%減、一般トラック貨物は5.4%の増加となった。宅配の取扱個数は4.6%増、トラックターミナル取扱量は5.6%減少した。

鉄道(JR貨物)は、車扱貨物の輸送量が前年同月比3.7%増、コンテナ貨物は3.9%増。海運は長距離フェリーのトラック航送台数が20.9%増と大きく伸びた一方、湾内フェリーはトラック航送台数が26.8%の落ち込み、内航船貨物輸送量は8.1%の減少となった。

長距離フェリーは、昨年、新造船への代替のために便数が減少していたが、代替が完了したことで便数が増えたため、トラック航送台数が大幅に増加した。また、湾内フェリーが大幅に減少したのは、昨年2月に続き、昨年3月も「横須賀のある会社」が回数券を利用したことから、スポット的に増加したものとみられる。

外航船の貨物取扱量(輸出入)は、横浜港が9.7%増、東京港2.2%増、千葉港7.5%減。内航船の貨物取扱量(移出入)は、横浜港8.6%増、東京港25.3%増、千葉港3.5%減。

成田空港の輸出入貨物量は輸出が13%増、輸入も11.6%増と伸びた。羽田空港の発着貨物量は国内線1.9%増、国際線56%増。羽田空港国際線の貨物量が増加したのは、デルタ航空がB777の一機で運航していたものを10月末からB767を追加し、2機の運航体制となったため。

倉庫は普通倉庫の月間入庫高が5.3%増、月末保管残高1.7%増。冷蔵倉庫の月間入庫高10.5%増、月末保管残高が2.7%減となった。