6月の産業機械受注高、外需2割減

荷主日本産業機械工業会は9日、6月の産業機械受注状況を発表した。受注高は5044億1900万円（前年同月比7％減）で、内需が3183億4400万円（5％増）、外需が1860億7500万円（22.2％減）となった。

内需のうち、製造業向けは1.5％減、非製造業向け1.1％減、官公需向け18％増、代理店向け5.8％増だった。

増加した機種は、タンク（4.3倍増）、ポンプ（8.4％増）、圧縮機（7％増）、送風機（18.1％増）、運搬機械（46.2％増）、金属加工機械（2.3倍増）、その他機械（13.5％増）の7機種。

減少機種はボイラ・原動機（4.8％減）、鉱山機械（16.2％減）、化学機械（11.1％減）、プラスチック機械（21.3％減）、変速機（0.1％減）の5機種となった。

外需のうち増加した機種は、化学機械（45.3％増）、ポンプ（10.5％増）、圧縮機（52％増）、運搬機械（6.7倍増）、の4機種で、減少したのはボイラ・原動機（66.9％減）、鉱山機械（51.9％減）、タンク（87％減）、プラスチック機械（7.6％減）、送風機（78.7％減）、変速機（11.7％減）、金属加工機械（29.7％減）、その他機械（10.7％減）の8機種だった。

機種別では、ボイラ・原動機が非鉄金属、外需の減少で45.1％減、鉱山機械が鉄鋼、外需の減少で22.3％減、冷凍含む化学機械が外需の増加で11.3％増、タンクが石油・石炭、その他非製造業の増加で3.6倍増となった。

プラスチック加工機械が繊維、化学、外需の減少で13.1％減、ポンプが情報通信機械、官公需、外需、代理店の増加で8.8％増、圧縮機が汎用・生産洋、外需の増加で22.8％増、送風機が運輸・郵便、官公需の増加で6.9％増。

運搬機械が繊維、自動車、運輸・郵便、外需の増加で2.1倍増、変速機が汎用・生産用、電気機械、情報通信機械が増加したものの、自動車、運輸・郵便、官公需、外需の減少で12.5％減、金属加工機械が鉄鋼の増加で57％増となった。プラント案件はなかった。