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運輸・倉庫業の景況感0.8p改善、11月

2017年12月5日 (火)

調査・データ帝国データバンク(TDB)が5日発表した11月の景気動向調査結果によると、運輸・倉庫業の景況感(景気DI)は前月から0.8ポイント改善し50.7となった。

11月は「年末に向け大きく商品が動くため、商品入庫が絶えない」(冷蔵倉庫)、顧客企業から出荷される貨物数量は、年末繁忙期を間近かに控え、数量が増加しつつある」(一般貨物自動車運送)といった声が聞かれたが、「売上は好調だが、燃料高騰で最終利益は低迷している」(一般貨物自動車運送)との声もあった。

先行きについては「震災復興に対する公共事業の終焉で、明るい題材が見いだせない」(利用運送)と不透明感を示す声があったが、「大手運送会社で運賃の値上げが進み、中小企業への還元が期待される」(一般貨物自動車運送)、「物量の増加が安定してきたため、急激な為替変動や政治リスク等の環境悪化がなければ安定的な仕事の確保が見込めそう」(港湾運送)、「半年後くらいまでは燃料高騰の影響がでるが、その後は運賃値上げ効果も出て利益が拡大すると予想」(一般貨物自動車運送)と期待感を示す声もあった。