住商、大型物流施設｢SOSiLA横浜港北｣が本格稼働

拠点・施設住友商事は7日、横浜市緑区で延床面積8.7万平方メートルの物流施設「SOSiLA横浜港北」が、3月末に本格稼働を開始したと発表した。

施設は、消費地へのアクセスに優れた第三京浜道路港北インターチェンジ（IC）周辺の好立地にあり、神奈川内陸エリア・東京城西城南エリア向けのラストワンマイルとして短時間納品や多頻度配送を実現させることで、物流の効率化に寄与する。

また、1階から3階までトラックが直接アクセスできるランプウエイ型半屋内中央車路方式を採用することで、施設外部への騒音などの影響を最小化したうえで荷物の積み下ろしを効率的に行える設計になっている。

施設内は、庫内作業に適した平均照度300ルクス（LED照明）を確保したほか、共用部に無料Wifiを装備したラウンジやシャワールームを設置し、働く環境の充実を目指す。さらに、環境へ配慮した取り組みとして、最上階の温熱環境改善を目的に屋上緑化や太陽光発電パネルを敷設し、高い遮熱効果を実現する。

▲屋外テラス

1階フロアには、アサヒロジスティクスと賃貸借契約を締結し、セブン-イレブン・ジャパン向けとして全国で初めて同一施設内で三温度帯に対応した戦略的物流拠点として稼働を開始した。施設が消費地に近くトラック配送効率の大幅な改善が期待できること、少ないフロア数で高効率オペレーションが可能なこと、周辺人口に恵まれ雇用環境が優れていることなどが評価され、ヤマト運輸など複数社と賃貸借契約を締結している。

▲ラウンジ（休憩スペース・トイレ・シャワールームなど）

■「SOSiLA横浜港北」物件概要
所在地：横浜市緑区上山1-15-1
敷地面積：3万9064.11平方メートル（1万1817坪）
延床面積：8万7443.56平方メートル（2万6452坪)
構造・階数：鉄骨造（一部鉄筋コンクリート造）、4階建て
着工年月：2016年8月
竣工年月：2017年9月