【決算】栗林商船、今期、震災・洪水の影響払拭

財務・人事▽国内定期航路部門、震災から回復「想定上回る」
海運事業では、国内定期航路部門で東日本大震災の影響を仙台地区で受けたものの、当初予想を大きく上回る回復があった。震災の影響を最少に止めるため、船舶の効率的運航に取り組んだ結果、「ほぼ目的を達成することができた」。外航部門はタイの洪水が大きく影響したため苦戦。ホテル事業でも震災の影響で海外客のキャンセルが相次ぎ、国内客も旅行の自粛傾向が強まり苦戦した。

▽今期、震災・洪水の影響払拭
今期は震災やタイ洪水の影響が払拭され、大きく回復する見通し。連結売上高は5.1％増の440億円、営業利益は3.3倍増の9億円、経常利益は2.4倍増の6億円を見込む。