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東京海上日動、医薬品向け定温輸送支援サービス

2018年6月19日 (火)

サービス・商品東京海上日動火災保険は19日、医薬品メーカーや流通事業者向けに、輸送中の医薬品の温度を一定に保つ定温輸送を支援する取り組みを7月から開始すると発表した。専用の温度計測器とスマートフォンを組み合わせたシステムの活用や、梱包仕様・配送ルートの改善提案を行い、医薬品輸送中の貨物事故の削減を目指す。

専用の温度計測器は、マイナス40度から80度までの温度をリアルタイムに測ることが可能で、計測器を貨物スペースに設置することによって、もともと設定した温度規定値を逸脱すると、ドライバーのスマートフォンなどに警告が届く仕組み。ドライバーが温度逸脱を瞬時に把握することができる。

運送完了後には、計測器のデータを基に、温度逸脱する危険性が高い地点やその傾向を把握し、安全な定温輸送を行うためのルートや管理方法などの改善提案を行う。

サービスの対象は、東京海上日動の運送保険に加入する医薬品メーカーや卸売りなどの流通業者で、温度計測器等は無料で貸し出す。

今後は、医薬品の定温輸送支援のほか、e-ラーニングを活用した教育管理システムの開発も検討している。