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日本航空、新型定温コンテナで医薬・生鮮輸送強化

2015年9月30日 (水)

ロジスティクス日本航空、新型定温コンテナで医薬・生鮮輸送強化日本航空は30日、電力を使わず、これまでより定温維持能力の高い新型の定温コンテナを開発・導入すると発表した。医薬品・生鮮品など定温輸送のニーズが高い分野のサービスを強化する。

新たに開発したコンテナは、内部に真空断熱材を使用し、高性能蓄冷剤を冷媒とすることにより、従来型より長時間内部の温度を一定に保つことができ、高い定温維持能力を実現。高性能な定温機能を維持する一方で、経済性にも優れている。

医薬品向けに15-25度の室温帯の蓄熱剤を第1弾として導入するが、蓄熱剤を蓄冷剤に入れ替えることで、農水産物の保冷・冷凍輸送が可能となるという。

海外の日本食ブームで輸出の増加が見込まれるなか、自社の輸送網を活用して地方の農水産物需要を喚起することも見込む。

■新型定温コンテナの概要

コンテナの自重(蓄冷剤含む)355キログラム
貨物搭載スペース120x100x120センチメートル
搭載可能重量最大1000キログラム
設定可能温度帯15-25℃
定温持続時間帯100時間