拠点・施設大東建託と大阪ガス都市開発(大阪市中央区)は21日、兵庫県西宮市鳴尾浜でマルチテナント型の冷凍冷蔵倉庫を共同開発すると発表した。両社にとって関西圏で初の冷凍冷蔵倉庫開発となる。食品流通やEC(電子商取引)を対象に、大阪、神戸の両消費地への配送と関西圏の広域輸送を担う拠点として整備する。
施設名は「鳴尾浜物流施設」(仮称)。敷地面積は5411平方メートル、延床面積は1万808平方メートルで、鉄骨造4階建てとする。冷凍エリアの一部にはマイナス25度からプラス5度まで変更できる可変温度帯を採用し、冷凍食品や冷蔵品など、荷物に応じた保管需要に対応する。空調設備には自然冷媒仕様の機器を採用し、環境負荷の低減を図る。
建設地は阪神高速5号湾岸線・鳴尾浜インターチェンジ(IC)から0.8キロ、武庫川ICから3.6キロに位置する。大阪、神戸の中心部にはそれぞれ車で30分程度でアクセスでき、都市部への即日配送やラストワンマイル配送に適した立地としている。湾岸線の環境ロードプライシングを利用することで、料金負担の軽減や交通の分散も見込む。
鳴尾浜産業団地は住宅地から分離された準工業地域にあり、24時間365日の倉庫稼働や大型車両の出入りに対応しやすい。一方、西宮市や尼崎市などの人口集積地に近く、倉庫作業員の確保にも一定の利点がある。
大阪ガス都市開発にとって物流施設開発は4件目で、冷凍冷蔵倉庫は千葉県柏市の計画に続く案件。大東建託は2024年度から物流施設開発を本格化しており、26年度までに物流施設などの開発事業で売上高200億円を目指している。冷凍冷蔵食品の需要拡大やフロン規制に伴う既存倉庫の更新需要を見込み、両社は消費地近接型の低温物流拠点を整備する。
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