調査・データ日本海事センターが27日発表した主要定期航路のコンテナ貨物荷動き動向によると、北米航路の往航(5月)が133万8527TEUで前年同月に比べて7.5%減少、2か月連続のマイナスとなった。5月の運賃(ニューヨーク-塩田間)は8.1%減となる1TEUあたり2030ドルで9か月連続のマイナスだった。
復航(3月)は64万1295TEUで2.9%増となり、3か月ぶりマイナス。運賃(ニューヨーク-塩田間)は12.2%減少の650ドルで3か月連続のマイナス。
欧州航路(4月)は往航が135万1880TEUで3.7%増となり2か月ぶりのプラス。運賃(塩田-英フェリックストウ間)は10.5%減の1110ドルで3か月連続のマイナス。復航は65万549TEUで0.5%減となり4か月連続のマイナスとなった。運賃(塩田-英フェリックストウ間)は18.1%減となる950ドルで2か月連続のマイナスだった。
日中航路(4月)は、往航が重量ベースで98万1744トン(2.3%減)で8か月連続のマイナス、金額ベースでは7416億円(13.7%増)で2か月連続のプラスとなった。運賃(横浜-上海間)は370ドルで前年並み。復航は重量ベースで180万7787トン(1.4%減)、金額ベースでは0.9%増の1兆159億円で、2か月ぶりのプラス。運賃は4.5%減の640ドルで2か月連続マイナス。
アジア域内航路(4月、日中韓台香+ASEAN)は322万4600TEU(3.9%増)で2か月ぶりのプラス。同月のアジア域内コンテナ運賃指数は5.3%減の745ドルで2か月連続のマイナスとなった。なお、アジア域内航路を取りまとめているIADAが2018年2月末をもって休止した。