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パルテック、腕・腰同時に補助する装着型バランサー

2018年10月30日 (火)
空白

サービス・商品PALTEK(パルテック、横浜市港北区)は30日、東京理科大学発ベンチャーのイノフィス(東京都新宿区)が開発した、腕と腰の動きを補助して重量物の取り扱いをサポートする装着型バランサー「マッスルアッパー」の販売を、10月から開始したと発表した。

マッスルアッパーは、背面のフレームに内蔵された「空気圧式人工筋肉」によって上体と上肢を引き上げ、腰部より高い位置まで重量物を持ち上げること、身体から離れた場所に重量物を置くことを可能にする。

特徴は、作業者が装着するだけで使用できることで、一般のクレーンやバランサーは、固定設備のため、装置を上から吊り下げるのに天井にレールを引いたり、床置きタイプではアンカーボルトを打って土台を固定したりする必要がある。

一方、マッスルアッパーは、自由に持ち運びでき、駆動源となる空気を供給するコンプレッサー用の電源があれば、使う場所を選ぶ使用できる。レールや土台の設置工事も不要で、「自分の腕と腰のように利用できる」ことから、操作のための習熟を要しない。このため、設備面やコスト面から大掛かりな装置の導入が難しい場所でも使うことができ、利用者も選ぶことなく、本体購入価格のみで導入が可能となっている。