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川重、17.7万m3型LNG運搬船引き渡し

2019年2月15日 (金)

ロジスティクス川崎重工は15日、JERA、日本郵船との共同出資会社「トランスパシフィックシッピング7リミテッド」向けに17万7000立方メートル型LNG(液化天然ガス)運搬船「SHINSHUMARU」を引き渡した、と発表した。

2016年に運用が開始された新パナマ運河を通峡できる船型として、同社が開発した17万7000立方メートル型LNG運搬船の2番船。JERAが米国フリーポートLNGプロジェクトから調達するLNGの輸送などに投入される。

世界の主要LNGターミナルへ入港できる従来船の船体寸法を維持しつつ、カーゴタンクを大型化し、LNG積載量を増加させることで、LNG輸送コストの削減と船主の多様なLNGトレードに柔軟に対応。船体構造の最適化による船体重量の軽量化や船体形状の最適化を図ることに加え、2機2軸推進方式の採用により推進性能を最大限に高める。また、DFD電気推進システムを搭載し、低速域から高速域の幅広い船速域で優れた燃費性能を発揮する。

■主要目
全長:299.9メートル
長さ(垂線間長)286メートル
幅(型):48.9メートル
深さ(型):27メートル
満載喫水(型):11.8メートル
総トン数:13万5951
載貨重量:8万2287トン
貨物タンク容積:17万7277立方メートル(-163度、100%で)
主推進機関:推進モーター×2基、減速機×2基
航海速力:19.5ノット
乗船定員:38人
船級:日本海事協会(NK)
船籍:バハマ