丸八倉庫、コスト削減で3Qも営業増益確保

財務・人事丸八倉庫が9日に発表した2020年11月期の第3四半期（19年12月-20年8月）連結決算は、貸倉庫と運送収入が減少し、売上高が前年同期比2.9％減の36億8700万円だったものの、コスト削減策が機能したことで、本業の儲けを示す営業利益は5億9800万円と、5.6％増加した。

物流事業の部門売上は、貸倉庫と運送の減収が保管料の増収分を吸収する形で1億700万円の減収。部門利益は経費削減によって1800万円の増益だった。

本決算に向けた業績見通しについては、新型コロナウイルスの影響で国内貨物の荷動きが鈍化し、「下振れる可能性もある」としているが、現時点で見通しに変更はない。