M&ANTTロジスコ(東京都大田区)は12日、日辰電機製作所(埼玉県入間市)と共同で、レンタル機器のクリーニング作業を自動化する「自動クリーニング作業ロボット」の特許を取得した、と発表した。
自動クリーニング作業ロボットは、レンタル機器などを顧客から回収した後、ドライアイスを使用してクリーニング洗浄を施し、機器を新しい顧客に届けるリファビッシュサービスで活用している。
リファビッシュサービスは回収、個人情報抹消、動作確認テスト、クリーニング・再生、各種機能試験、良否判定、再設定など、レンタル機器のクリーニングから再用品化を一括で提供するサービスで、複数の委託先へのムダなモノの動きを削減し、窓口の一本化、機器ごとのステータスや履歴をクラウド型ウェブ物流管理システムを用いた管理が可能になる。
同社でも以前は人手による作業を中心に進めてきたが、高齢化や人手不足などで省人化が課題となっていたことから、2019年3月に自動クリーニング作業ロボットを導入。作業員の固定稼働を圧縮し、業務量の波動に柔軟に対応できるようになった。
レンタル機器本体のクリーニングロボットに続き、付属品の電源アダプターケーブルを自動クリーニングし、結束作業も自動化するロボットも開発。日辰電機製作所と特許を共同出願している。