日通、海運フォワーディング事業強化へ新部門

拠点・施設日本通運は21日、海運フォワーディング事業の強化に向けた新部門「グローバルNVOCCセンター」を10月1日に設立した、と発表した。

日通の海運フォワーディング事業（NVOCC）は、日本発着の取引で一定の存在感を持つが、今後は海外現地法人が行っていた一部業務をセンターに集約し、一括した利用船社の選定・購買、価格競争力のあるNVOCC商品の開発、海外で提供するロジスティクスサービスと組み合わせた新サービスの提供、サービス品質の向上・最適化のサポート――などに取り組む。

グローバルNVOCCセンターは本社海外事業本部グローバルフォワーディング企画部内に設置し、2021年をメドにシンガポールへ移転する。センターの設立を機に体制強化を図り、日系企業以外にも国際海上輸送サービスを提供することで、事業拡大につなげる。発足時点の構成人員は10人。