アークランドサカモト、同業買収で物流効率化

荷主新潟県に本社を置き、東北・北陸・関西などで「ホームセンタームサシ」を展開するアークランドサカモトは、29日に発表した2021年度から24年度までの中期経営計画において、物流改善による販管費削減を目指す方針を示した。昨年に買収し、完全子会社化した同業のビバホーム（さいたま市）と物流センターを共有するほか、海外の調達ルートを一元化して効率化を図る。

国内ではアークランドサカモトが新潟に保有する物流センターと、ビバホームが全国に保有する複数の物流センターから、両社の最寄り店舗への配送を可能にする考え。また、海外では現地生産した両社のプライベートブランド商品を保管する共同倉庫を設け、日本には同一のコンテナに混載して輸送する。いずれも現在は調査・検討段階で、具体的な開始時期などについては追って決定するとしている。