eve autonomy、ヤマハ工場に新型の自動搬送車

（出所：イヴオートノミー）

サービス・商品自動運転車両の開発などを手掛けるeve autonomy（イヴオートノミー）はこのほど、出資元であるヤマハ発動機の磐田南工場で、新型の試作車を用いた自動搬送サービスの提供を開始した。試作車による自動搬送は昨年から浜北工場で開始しており、2か所目となる。

浜北工場ではランドカー型の試作車両で、加工工程から熱処理工程までの建屋間搬送を実施していたが、磐田南工場では新たに開発した小型化モデルを使用。鋳造工程から加工工程の建屋間で製品を搬送している。

新型車両は従来比で30％の小型化を実現し、建屋内の狭い通路やスペースも移動可能。また、工場内の搬送にとっては不要だった後部座席を撤去し、代わりに荷台スペースを設けたという。ソフト面では遠隔地から呼び出すためのアプリを新たに開発した。新型試作車は、今後は浜北工場でも使用する。