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荷主川崎重工業は28日、中国遠洋海運集団と共同運営している南通中遠海運川崎船舶工程（NACKS、中国南通市）で、インディゴマリンシッピング向け81型ばら積運搬船「ナビオスアミティエ」を引き渡した。
このばら積み船は船首楼付き平甲板型で、穀類、石炭、鉱石などの貨物に対応する7つの船倉を搭載。容積は9万7745立方メートルを確保した。省燃費型の電子制御式ディーゼル主機関を採用するとともに、推進効率の高い形状のプロペラ、川崎重工が開発したカワサキフィン付ラダーバルブ、コントラフィン付セミダクトなど、推進性能に寄与する技術を採用して燃費の向上を図った。
これらの省エネルギー技術を採用することで、燃料消費量、CO2排出量を抑え、エネルギー効率設計指標（EEDI）を用いて新造船の省エネ性能に関する規制値への適合を強制する国際規制「EEDI規制」のフェーズ2相当の削減量を達成したという。
（出所：川崎重工業）
本船の全長は228.9メートル、長さ（垂線間長）226.02メートル、幅（型）32.24メートル、深さ（型）20.2メートル、満載喫水（型）14.5メートル。総トン数は4万4175総トン、載貨重量は8万2002トン。主機関はMANの「B&W6S60ME-C8.5-TII」ディーゼル機関1基で、連続最大出力は9670キロワット×89回転（1分あたり）、航海速力は14.2ノット、定員は25人となっている。船級はアメリカ船級協会（ABS）、パナマ船籍。
