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ロジスティクスANA Cargo（ANAカーゴ、東京都港区）は、北海道十勝産トウモロコシを収穫したその日のうちに首都圏に届ける取り組み「鮮度直」を始めた。丸和運輸機関と連携し、航空便とトラック輸送を組み合わせることで、即日の産地直送を実現した。航空機を活用した遠隔産地からの農産品の直送ビジネスは消費者のニーズも高いことから、今後も広がりをみせそうだ。
北海道芽室町で未明に収穫したトウモロコシ「ゴールドラッシュ」を新千歳空港まで運び、航空便で東京国際（羽田）空港へ空輸。羽田空港からはスーパーなど小売店舗へトラックで納入する。収穫した当日の夕方にはトウモロコシを店頭に並べることができる。
十勝産トウモロコシの首都圏への輸送については、北海道から本州までは船便を利用することから、収穫から店頭への納品までに3日間かかっていた。「鮮度直」サービスの場合は、保冷コンテナにトウモロコシを納めたままトラックと航空便で運べることから、品質の劣化の恐れがない。トウモロコシは糖度維持のために温度管理や収穫後の速やかな輸送が必要であることから、「鮮度直」サービスによる差別化を図れる。
トウモロコシの輸送は8月23日までだが、今後も他の農産品で産地直送輸送を展開する方針だ。
