サービス・商品TRUST SMITH(トラストスミス、東京都文京区)は13日、配送業務の最適な自動割り当てシステムを開発したと発表した。配送現場の人手不足解消、配送業務の効率化、配送者の負担軽減につなげる。
同社が開発した「配送最適化アルゴリズム」は、複数のトラック・発着点(製造・物流拠点・実店舗)に対して効率的な配送計画を立てるもので「まだまだ無駄の多い物流現場をより効率的なものとして、人口減少の中でも人間が本来集中するべき作業に集中させることが可能」(トラストスミス)になるという。
飲食チェーン店など、製造・物流拠点、実店舗を抱える業態では特定の拠点から実店舗への配送でなく、複数候補から最適な配送拠点・ルートを選択することが人件費削減につながり、それによって他店舗で不足した商品を補う利点も見込めるようになることから、顧客ごとのニーズに適したアルゴリズムを構築する。
これまでの検証では、トラストスミスのアルゴリズムで最適化した場合、距離が近い順に配送するケースと比べて完了時間が50%改善できた、としている。