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日本郵船、日米の小中生海洋教育プログラムに協力

2021年11月18日 (木)

ロジスティクス日本郵船は17日、「郵船みらいプロジェクト」の一環として、米オレゴン州のコロンビア川海事博物館が企画する「ミニボート・プログラム」に協力したと発表した。

ミニボート・プログラムは、日米の小中学生が太平洋に放流した無人ミニボートの漂流状況の観測を通じて交流する海洋教育プログラムで、これまでに1500人が参加している。東日本大震災で青森県八戸市の大久喜漁港弁天島にある厳島神社の鳥居の一部がオレゴン州に漂着し、返還されたことを契機として、2017年に始まった。

▲ミニボートの航路と放流エリア(出所:日本郵船)

米国の子どもたちが制作したミニボートを、日本郵船の運航する自動車専用船に積載。彼らが希望する太平洋上の地点で放流した。今後、日米両国の子どもたちがミニボートに搭載されたGPS(全地球測位システム)を通じて漂流状況を観測する。

子どもたちはプログラムを通じて、科学・技術・工学・アート・数学などさまざまな知識を習得できる。日本郵船は、海を舞台にしたプログラムの趣旨に共感するとともに、子どもたちが海運業に興味を持つきっかけになることを願い、本プログラムに協力した。

船員による出前授業、職業体験イベントへの出展、ターミナル見学、船の一般公開などを行っている郵船みらいプロジェクト。日本郵船は今後もプロジェクトを継続することで、次代を担う子どもたちに海運業界や船舶への興味を訴求する活動を展開していく。

■ミニボート・プログラムの様子(出所:日本郵船)