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サカイ引越、引越単価上昇も外注増などで増収減益

2022年1月31日 (月)

(イメージ)

財務・人事サカイ引越センターが31日発表した2022年3月期第3四半期累計連結決算は、売上高が前年同期比4.5%増の732億2800万円、営業利益が11.3%減の63億2300万円、経常利益が12.2%減の67億3500万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が18.4%減の42億300万円で増収減益だった。

新型コロナウイルス感染症の拡大が断続的に続くなど、先行き不透明感が広がるなかで、新設住宅着工戸数が増加に転じ始めるなど、移動者数の増加の兆しも見え始めた。一方で、クラスター発生防止と現場作業員の労働時間に配慮したことを受けて、外注費が増加。さらにコロナ禍での業務負担が大きかった社員に特別手当の支給をしたことから経費も増加するなど、厳しい経営環境となった。そんななかで、着実な経営努力により引っ越し単価が前年同期比で1.1.%増加するなど、増収に貢献した。

2022年3月期の通期業績については、21年10月29日に公表した前回予想数値を据え置き、売上高1034億8000万円、営業利益116億7500万円、経常利益119億4400万円、親会社株主に帰属する当期純利益79億6200万円とした。