NXスペイン、欧州の医薬製造集積地でGDP認証取得

▲GDP認証を取得した倉庫の外観（出所：NXホールディングス）

認証・表彰日本通運グループの持株会社であるNXホールディングスは3日、海外現地法人のNXスペインがバルセロナ・エル・プラット国際空港に近い自社倉庫で、医薬品の一時保管、輸出入通関、航空・海運フォワーディング業務を対象としたGDP（医薬品の適正流通基準）認証をスペイン・カタルーニャ州保健省から取得した、と発表した。

ジェネリック医薬品製造で欧州有数の集積地となっているスペインのなかでも、バルセロナを中心とするカタルーニャ州は同国五大製薬メーカーの発祥の地として知られ、昨今は日本のライフサイエンス企業が進出する例も目立ってきている。

NXスペインは、バルセロナ国際空港に隣接する自社倉庫内に2-8度（冷蔵）、15-25度（定温）の2温度帯に対応する医薬品専用温調施設（72平方メートル）を整え、一時保管業務と輸出入通関を組み合わせることで、荷主のニーズにきめ細かく対応する国際温度管理輸送を提供する。

NXホールディングスは「今後も経営計画で重点産業と位置付ける医薬品の取り組みを強化し、高度化・多様化する医薬品の物流ニーズに対応するサービスをグローバルに拡充、展開していく」としている。