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日本郵船、伊の電力会社と用船契約のLNG船完成

2022年3月4日 (金)

ロジスティクス日本郵船は4日、関連会社の仏エルエヌジーシッピングが発注した新造液化天然ガス(LNG)運搬船「ELISA AQUILA」(エリサアクイラ)が、韓国・現代三湖重工業で完成したと発表した。イタリアの大手電力会社エジソンとの長期定期用船契約に基づき、最長20年のLNG輸送に活用する。

主機関に燃料消費効率に優れた二元燃料低速ディーゼル機関を搭載。防熱性に優れた17万4000立方メートルのメンブレン型のカーゴタンクや余剰ボイルホフガスを再液化できる装置を採用する。船舶管理は仏Gazocean(ガスオーシャン)が担う。

日本郵船グループはESGの経営戦略への統合を推進すべく、ゼロエミッション燃料普及までのつなぎとして期待されるLNGの輸送と安定供給に積極的に取り組む。

■ELISA AQUILAの概要
全長:297メートル
全幅:46.4メートル
総トン数:11万8753トン
主機関:X-DFエンジン
積載容量:17万4000立方メートル
航海速力:19.5ノット