佐川急便、長崎県松浦市と地域活性化で連携

環境・CSR佐川急便（京都市南区）と長崎県松浦市は29日、地域活性化や住民サービス向上を図るための「地域活性化包括連携協定」を28日付で締結したと発表した。

佐川急便は社会に不可欠なインフラである物流を担う企業として、保有するリソースやノウハウを活用しながら、地域経済の活性化や持続可能な社会の実現に向けた活動を積極的に取り組んでいる。その一環として、官民一体となって地域課題に取り組む「SAGAWA（さがわ）タウンサポート」を全国の自治体へ展開している。

地域課題に対するソリューションとして、観光やビジネス客の利便性を目的とした「手ぶら観光」や、交通インフラの維持・物流の効率化・環境負荷低減に効果が見込まれる「貨客混載事業」を促進。子どもや高齢者の見守り活動や災害時における物資の輸送支援など、地域の安全・安心に資する活動も展開する。

両者は今回の協定締結を契機として、双方のリソースやノウハウを有効に活用して協働することによる多様なサービスの創出や地域活性化を目指し、社会的課題の解決・改善に取り組んでいく。

今回の協定は、地域防災への協力▽地域の安全・安心▽高齢者・障がい者支援▽子ども・青少年の育成▽環境保全の推進▽観光振興・観光情報の発信▽地域産品の流通・販売支援▽SDGs・地方創生――の8項目について、互いに連携する。

▲（左から）佐川急便九州支店支店長・福元俊朗氏、松浦市長・友田吉泰氏（出所：佐川急便）