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三井倉庫、海運市況収束緩み通期予想を上方修正

2023年2月7日 (火)

財務・人事三井倉庫ホールディングスは7日、2023年3月期通期連結の業績予想を修正すると発表した。売上高は3055億円(前回予想は3050億円)、営業利益は260億円(同245億円)、純利益は155億円(同150億円)に上向くとした。海運市況の混乱に伴う海上輸送から航空輸送へのシフトや航空・海上運賃の高止まりによる影響は収束に向かっているものの、前回予想時の想定よりも収束ペースが緩やかに推移していることなどを理由に挙げている。

また、顧客ニーズに応じた機動的なスペース確保や仕入れコストの管理により、特殊要因での取扱量と利益が想定以上に増加する見通しになったことも上方修正の要因。燃料費や電気代、人件費など各種コスト増加の影響はあるが、円安による為替効果や適正な料金収受なども追い風に特殊要因以外も寄与して予想を上回ると見込んだ。

同社が7日発表した2023年3月期第3四半期連結決算は、売上高が前年同期比8.1%増の2343億1700万円、営業利益が17.6%増の213億3800万円、純利益が27.9%増の131億9100万円となり増収増益だった。海外物流やフォワーディング業務の取り扱いが伸びたほか、前期に立ち上げたヘルスケア物流専用の新倉庫や家電量販店・EC(電子商取引)向け物流センターの新設が通期に寄与して業務拡大につながった。

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LOGISTICS TODAY編集部
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