サービス・商品トレードワークス(東京都港区)は3日、AI(人工知能)を活用した分析機能を組み込んだ「ペネトレーションテストサービス」の提供を開始したと発表した。ヒロセ通商(大阪市)での実績を通じて蓄積した攻撃検証ノウハウを基に、実際のサイバー攻撃を想定した検証を通じて、企業のセキュリティー対策強化を支援する。
近年はランサムウェアや不正アクセス、サプライチェーン攻撃などサイバーリスクが高度化しており、外部侵入だけでなく、侵入後の権限昇格や内部ネットワークでの横展開を含めた実践的な検証需要が高まっている。こうした状況を受け、同社はAIと専門エンジニアを組み合わせたハイブリッド型の検証体制を構築した。
新サービスでは、AIがログ分析や攻撃シナリオ生成、横展開経路の仮説構築、検証優先順位の最適化を担う。一方、専門エンジニアが実効性や業務影響を精査することで、従来の脆弱性診断に比べ、実際の攻撃に近い多面的な検証を可能にした。
特徴として、侵入後の横展開や重要情報への到達可能性を可視化できる点を挙げる。単なる脆弱性の有無ではなく、「どのような攻撃経路が成立するか」を示すことで、企業の実践的なリスク対策につなげる。また、AIによる検証効率化により、作業期間短縮とコスト最適化を両立する。
さらに、技術対策だけでなく、運用フローや組織統制面まで含めた改善提案と再テストを提供する。取締役会や監査役、規制当局への説明に活用できるエグゼクティブサマリーも標準で添付する。
同社は、高水準のセキュリティ要件が求められる金融業界での実績を通じて、攻撃シナリオ設計や検証ノウハウを蓄積したとしている。今後は、脆弱性診断や監査支援、インシデント対応までを含めた包括的なデジタルリスクマネジメントサービスへ展開する。
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