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セイノーHD3Q、荷量増と適正運賃で増収増益

2023年2月10日 (金)

財務・人事セイノーホールディングス(HD)が10日発表した2023年3月期第3四半期連結決算は、売上高が前年同期比4.2%増の4728億1400万円、営業利益が9.3%増の245億800万円、純利益が11.6%増の170億8300万円となり増収増益だった。

輸送事業は、中核会社である西濃運輸を中心に営業体制の強化を図り、貨物の量やサイズに適した輸送モードを提案。デジタルマーケティングにより新規荷主の獲得や出荷継続率の向上につなげるなど、取扱貨物量の確保に注力した。また重量・距離帯別の複合的な運賃を設定することで適正運賃収受を進めた。

ロジスティクス部門ではロジ・トランス施設の活用や、茅ヶ崎物流倉庫に続き東扇島物流倉庫をオープンさせるなど保管スペースの拡大を図った。最適な拠点を提案する「物流コンシェルジュサービス 見つカル倉庫」の提供により利便性向上に努め、特積みから「ロジのSEINO」への新化を推進した。

一方で、路線便の運行効率化や仕分け・積み込み業務の効率化による生産性の向上を図り、取扱貨物量に相関した費用の最適化を行って利益確保に努めた。

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LOGISTICS TODAY編集部
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