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日本ロジテム3Q、新設拠点の人件費増などで減益

2023年2月14日 (火)

財務・人事日本ロジテムが14日発表した2023年3月期第3四半期連結決算は、売上高が前年同期比8.6%増の468億6000万円、営業利益が0.9%減の6億8800万円、最終利益が16.3%減の3億6900万円と、増収減益となった。

事業別業績をみると、貨物自動車運送事業では、得意先の輸送ニーズ増加に対応し幹線便の取り扱いが拡大したことや、海外の輸送需要回復により食品やエレクトロニクス関連の貨物輸送量が増加したことなどで、3.2%の増収となった。一方、国内外ともに燃料価格などの輸送コストが増加し、事業の営業利益は1.8%の減益となった。

センター事業では、新設拠点で通販関連の物流センター業務を開始し、エレクトロニクス関連などの取扱量が増加したことなどから10.1%の増収となった。しかし、新設拠点の安定稼働に向け作業人員を増強して人件費が膨らみ、営業利益は1700万円の赤字となった。

23年3月期通期の連結業績は、22年5月時点の予想値を修正した。売上高はベトナムやタイでの現地通貨建ての収入が円安で膨らむため、620億円(従来予想は610億円)と上方修正した。一方、新設拠点での作業の効率化が遅れ、人件費などのコストが計画を超える状況で推移していることから、営業利益は9億6000万円(13億円)、最終利益は5億3000万円(7億円)と、それぞれ下方修正した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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