セイノー、ネットスーパーPF事業拡大へ資本提携

▲（出所：エブリー）

フードセイノーホールディングス（HD）は27日、レシピ動画メディア「DELISH KITCHEN」（デリッシュ・キッチン）を運営するエブリー（東京都港区）と資本業務提携したと発表した。セイノーHD傘下のココネット（中央区）とベクトルワン（大阪市）、エブリーが共同運営するネットスーパープラットフォームの提供範囲の拡大、ラストワンマイル配送における連携強化を図る。

3社は2022年5月に協業を開始。小売事業者向けの集客・販促支援を行うエブリー、ラストワンマイル配送システムを提供するベクトルワン、食品配送を手がけるココネットと、3社の強みを生かしたネットスーパープラットフォームを運営し、小売事業者に対して店外の購買手段となるネットスーパーの開発や、購買前後での顧客接点を新たに創出するアプリの開発などを推進している。

このほどセイノーHDは、エブリーとの長期的な連携を目指して資本業務提携し、より事業連携を強固にする。これに伴い、ベクトルワンが保有するネットスーパーのウェブ受注システムとピックパックシステムはエブリーが譲受する。エブリーに消費者に近いオンライン領域でのマーケティングやCRM（顧客関係管理）の強化を任せ、ラストワンマイルの配送最適化にベクトルワンのリソースを集中させることが狙いだ。

▲提携内容（クリックして拡大）

エブリーはオンライン購買における消費者接点となるネットスーパー機能を強化し、デリッシュ・キッチンで培ったアプリ開発、運営ノウハウを生かして顧客接点、顧客体験を最適化する。また、ネットスーパーに関する集客手段拡大や使いやすさ向上を踏まえたアプリ開発のニーズもあることから、ウェブやアプリ画面でのシステム開発、改善スピードを向上させ、シェア拡大を図る。

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LOGISTICS TODAY編集部
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