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伊勢湾海運、EV設備投資需要がけん引し増収増益

2023年5月10日 (水)

財務・人事伊勢湾海運が10日発表した、2023年3月期の通期連結決算は、売上高が前期比34.4%増の699億9400万円、営業利益が92.6%増の58億5500万円、最終利益は90%増の42億4100万円で、増収増益だった。

グループでEV(電気自動車)への移行を見据えた設備投資需要にけん引され、金属加工機や自動車関連貨物を主軸に取り扱い貨物量が増加。加えて、海上運賃が上半期に高い水準で推移し、海上運送の取り扱い貨物量も増えたことで増収増益となった。

一方で、今期はコスト管理の徹底と業務効率化を進め、企業体質の強化を図った。また、北陸方面の営業力強化の一環で、石川事務所の設立、海外拠点の営業強化のサポート、荷役機械への積極的な投資などで営業を拡充。人材面でも、専門知識や経験を持つ人材の中途採用も積極的に行った。

24年3月期の通期業績は、売上高が20%減の560億円、営業利益が52.2%減の28億円、最終利益は48.1%減の22億円と、減収減益を見込んでいる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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