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名鉄決算、トラック事業はコスト増で30.9%減益

2023年5月11日 (木)

財務・人事名古屋鉄道は11日、2023年3月期の通期連結決算を発表した。それによると、運送事業の売上高は前期比1.7%増の1369億9800万円、営業利益は同10.1%増の33億9800万円。トラック事業は減収減益だったが、海運事業の増収が引き上げて増収増益だった。

トラック事業では資本提携先である日本通運との協業により、長野県や佐賀県内での輸送ネットワークや施設の共同利用をグループ会社とともに開始。また、名鉄観光サービスの国際貨物事業を分社化した名鉄ワールドトランスポートが、昭和島に新たな倉庫拠点を開設し、戦略的物流拠点を構築した。しかし、人件費や燃料費の増加により、売上高は0.8%減の1536億1000万円、営業利益は30.9%減の21億8600万円と増収増益だった。

海運事業は旅客の回復で売上高が16.5%増の163億1800万円、営業利益が11億9200万円(前期は営業損益1億7000万円の赤字)となった。

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LOGISTICS TODAY編集部
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