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エスライン、企業間貨物輸送低調が響き減収減益

2023年5月12日 (金)

財務・人事エスラインが12日発表した、2023年3月期の通期連結決算は、売上高が前期比0.4%減の480億6500万円、営業利益が36.8%減の83億100万円、最終利益は49.7%増の14億4600万円だった。

物流関連事業の売上高は0.4減の472億9500万円、営業利益は29%減の11億6400万円となった。トラックによる企業間輸送を主にする輸送サービス部門は、主力の取扱商品の衣料品、食料品、日用雑貨品などの価格上昇が続き、消費活動が低迷したことで貨物輸送物量が低調だった。

商品保管や流通加工を行う物流サービス部門では、飲料関連商品の保管貨物量が減少したが、海上コンテナの動きが回復基調と、中部地区に新設した物流センターに増床効果や施設の効率的な活用が増収に寄与した。

家電配送・設置業務や大型貨物の個人宅配を行うホームサービス部門は、家電量販店の販売不振の影響で低調だった。引っ越しサービスについては、オフィスの引っ越し需要が伸び悩んだが個人向け引っ越しの拡大に取り組んだことで部門全体では増収となった。

24年3月期の通期業績は、売上高が8.2%増の520億円、営業利益が97.3%増の5億8000万円、最終利益は27.4%減の10億5000万円を見込んでいる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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