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大運決算は減益、輸送コスト高止まりが重荷に

2023年5月12日 (金)

財務・人事大運が12日発表した2023年3月期の通期決算は、売上高が前期比1.9%増の89億3000万円、営業利益が同49.7%減の1億6300万円、最終利益が29.1%減の2億1900万円の増収減益だった。

国際一貫輸送では主力の東アジア、特に中国の新型コロナウイルス感染症対策から輸入貨物が減少し、国際運賃の高騰や海上コンテナ不足なども大きな打撃となった。一貫作業や事務処理の効率化で諸経費の削減を図ったが、輸送コストの高止まりが収益水準を押し下げた。

売上高の97%を占める主力の港湾運送事業は、売上高が1.9%増の86億6965万円と増収となったが、輸送コストの高止まりによる費用増加で営業利益は19.1%減の5億5472万円だった。

24年3月期の通期業績は売上高が12.7%減の78億円、営業利益が22.1%増の2億円、最終利益が22.6%減の1億1700万円と営業増益も減収、最終減益を予想している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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