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日立、英国の原発開発会社を買収

2012年11月26日 (月)

M&A日立製作所は26日、英国の原子力発電事業開発会社「ホライズン・ニュークリア・パワー社」を買収したと発表した。ホライズン社の株主であるE.ON社(ドイツ)とRWE社(同)の英国法人との間で買収手続きが完了した。投資額は892億4200万円。

これにより、日立は英国のアングルシー島ウィルファ、サウスグロスターシャー州オールドベリーにある2か所の用地を所有することとなる。ホライズン社は今後、それぞれの施設に1300MW級の原子力発電所を2-3基ずつ建設する。

日立は、英国の包括的設計審査(GDA)手続きに基づき、改良型沸騰水型軽水炉(ABWR)技術の認可を受けるため、英国原子力規制庁との協議に入る。

ABWR技術は、世界で唯一運転されている先進核技術(第三世代)で、米国など数か国で既に使用認可が下りており、日本では現在までに4基のABWRが計画通りに建設されている。

また、プロジェクトの最初の取り組みとして、2013年早々に、原子力発電の建設に向けて英国関連業者とのサプライチェーン会議を開催する。