ロジスティクス食品物流を手がける北王流通(東京都北区)は、正社員向けの新たな賞与制度をことし11月から採用したと発表した。賞与、報酬の支給回数を年4回に増やす。
同社は2022年からドライバー職を対象に同様の賞与制度を採用。支給回数を増やす前段階として、評価項目や制度の見直し、従来の賞与制度と個人評価に応じた賞与制度を合わせた複合型制度の設計など、改善を行ってきた。
24年4月にトラックドライバーの時間外労働の上限規制が厳格化されることを受け、賞与制度の設計者は「残業規制が進行すると残業代が減少し、生活に支障が出る可能性があるとの不安の声が多く寄せられている。この規制が業績向上と働き方の改善につながるというポジティブな考え方をどう実現し、取り組むかを検討し、評価制度を改良し、支給回数を増やす制度に移行した」としている。
同制度の運営責任者は、「この制度は、現場の従業員が自身の取り組みが業績にどのように貢献したかを自己評価でき、貢献度に応じて支給額が増加する基盤となっている。支給回数が増加することで、中だるみを防ぎ、四半期ごとに業務に対する振り返りが増え、業績に対する意識が高まる」と話し、トラックドライバーのモチベーション向上、ひいては配送効率の向上を見込んでいる。
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