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九州23年貿易は4841億円出超、自動車輸出39.2%増

2024年2月9日 (金)

調査・データ門司税関がこのほど発表した九州経済圏の貿易概況によると、2023年は輸出が前年比9.9%増の11兆6079億円、輸入は同7.3%減の11兆1238億円で、差し引き4841億円の輸出超過だった。輸出は3年連続のプラス、輸入は3年ぶりにマイナスに転じた。

輸出では上位2品目である「自動車」が39.2%増の3兆2097億円、「半導体等電子部品」が17.9%増の1兆4527億円と伸長した。輸入では、「半導体等電子部品」が23.8%増と増加したが、主要の「石炭」が29.9%減の1兆4211億円、「原祖油」が11.5%減の2兆5547億円と大幅に減少した。

地域別では、輸出額の6割以上を占めるアジア向け輸出は0.1%増の7兆330億円、輸入が0.8%増の4兆3070億円。主要取引先である中国向け輸出では「自動車」、韓国向けは「半導体等製造装置」がいずれも落ち込み、中国向け輸出は2.6%減の2兆3165億円、韓国向け輸出は3.6%減の1兆7391億円だった。

そのほか、アメリカ向け輸出は29.7%増の1兆5275億円、EU(欧州連合)向け輸出は48.7%増の1兆234億円で、いずれも「自動車」が伸長した。中東からの輸入は7.2%減の2兆9047億円と3年ぶりのマイナスで、主力の「原祖油」が9.6%減の2兆4390億円と減少したことが響いた。

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LOGISTICS TODAY編集部
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