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グリコ子会社の岐阜工場、稼働スタート

2024年6月17日 (月)

拠点・施設江崎グリコは17日、子会社のグリコマニュファクチャリングジャパン(大阪市西淀川区)が岐阜工場敷地内に建設した粉ミルクの新工場が4月から稼働し、出荷を開始したと発表した。工場では、省エネルギー化や再生可能エネルギーの導入を進め、環境負荷の低減を図る。

▲粉ミルクの新工場(出所:江崎グリコ)

新工場では、生産設備や倉庫・搬送設備などをネットワーク上で一元管理し、IoT技術を活用して生産ラインの進ちょく状況や機器の状態をリアルタイムで把握、監視。各種センサーを通じてデータを収集し、品質の安定化に活用する。また、生産設備の自働化によって生産効率を向上。原料の自動開封機や、包装資材の無人搬送ロボットを導入して、作業者の体力的な負担を軽減する。

省エネルギー化や再生可能エネルギーの活用では、工場内の室内廃熱を施設内で二次利用して空調の負荷を低減し、エネルギーの無駄を削減。太陽光発電システムを設置して、工場で消費するエネルギーの一部を再生可能エネルギーでまかなう。また、電力は再生可能エネルギー由来の電力を100%調達し、電力使用による二酸化炭素の発生をゼロにするほか、水素を燃料とする燃料電池フォークリフトを導入して、工場内でのCO2の排出削減を進める。

新工場は地上6階建てで、延べ6762平方メートル。同社の乳幼児用粉ミルク「アイクレオ」ブランドを生産する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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