東京都、CO2排出量削減で11年度の目標達成

行政・団体東京都環境局は27日、2011年度の自動車環境管理実績報告書を公表した。

自動車環境管理計画書制度は、都内で30台以上自動車を使用する事業者を対象としており、CO2排出量削減のため「低公害・低燃費車の導入」「エコドライブ」を基本対策として、事業者が15年度までの目標を定め、計画書に基づく取り組みを進めている。

2011年度分の実績報告書は1685社からの報告を集計したもので、基準年からの削減率は同年の目標値である9％を上回り、10％削減を達成した。ただ、貨物運送に限定した場合の削減率は、目標値9.4％に対し、8.9％の実績にとどまった。

都内全事業者のCO2排出量（2011年実績）は199万6000トンで、このうち貨物運送が55万8000トン、タクシーが61万9000トン、バスが35万2000トンとなっている。