ファイズHD、青梅に10万平米超倉庫開設

財務・人事ファイズホールディングス（HD）は1日、東京都青梅市に10万平方メートル超の自社運営倉庫を開設すると発表した。稼働は25年春ごろの予定だが、敷金の拠出や拠点稼働に向けた倉庫設備への初期投資、採用活動などに先行投資を実施する。

同日発表した、2025年3月期第1四半期決算は、売上高が前年同期比20.4％増の72億3300万円、営業利益が同2.2％増の2億3900万円、最終利益が17.8％減の1億4500万円と増収最終減益だった。

主力のECソリューションサービス事業は、売上高が21.6％増の66億3393万円、営業利益が13.5％増の2億2547万円と増収増益。物流センターの運営受託事業では、大手ネット通販会社向けの業務が堅調に推移したほか、家電専門店向け、自動車部品向け、消費者間取引関連のネット商材向けといった新規運営センターの業務も安定稼働した。輸配送領域では、配車プラットフォームサービス事業の取引社数、成約件数が拡大した。

国際物流サービス事業は、売上高が11.6％減の1億5758万円と低調だった。円安や国内消費低迷により輸入貨物の荷動きが鈍化するなか、機械や雑貨などアパレル分野以外をターゲットにした新規営業、中東や北米などを対象にした輸出入貨物の需要掘り起こし、既存案件の見直しに取り組んだ。

通期業績は、売上高が前年比15.4％増の317億6900万円、営業利益が同16.8％増の15億4100万円、最終利益が9.7％増の9億3700万円と増収増益を予想する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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