認証・表彰日本郵船、川崎汽船、商船三井、今治造船とジャパン マリンユナイテッドの共同営業設計会社である日本シップヤード、三井物産、三菱商事は18日、低圧仕様の液化CO2輸送船(LCO2輸送船)の2船型において、アメリカ船級協会(ABS)と、日本海事協会(NK)から基本設計承認(AiP)を取得したと発表した。

▲ガステック2024で行われたAiP授与式の様子(出所:日本郵船)
国内で回収したCO2を貯留地に向けて輸送する各CCS(二酸化炭素回収・貯留)プロジェクトにおいて、海上輸送の手段としてLCO2輸送船の需要拡大が見込まれており、三菱造船、日本シップヤード、三井物産、三菱商事は、日本国内での安定的なLCO2輸送船の建造・供給、CCSバリューチェーンの実現と経済性向上を目的として、LCO2輸送船の標準化や建造サプライチェーンの確立に取り組んでおり、AiPの取得に至った。
AiPを取得したLCO2輸送船は、長距離大量輸送を見据えた低圧仕様の5万立方メートル級と2万3000立方メートル級の2船型で、貨物タンクの鋼材として従来のニッケル鋼に代わる適切なタンク鋼材の適用を前提としており、その製造工程における溶接後熱処理(PWHT)をECA(Engineering Critical Assessment)と呼ばれるエンジニアリング的アプローチにて省略するプロセスを含んでいる。
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