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JR貨物、上半期は食料工業品・自動車部品が好調

2024年10月18日 (金)

調査・データJR貨物(日本貨物鉄道)は17日、2024年度上半期の輸送動向を発表した。

これによると円安などによる物価上昇の影響により個人消費が低迷したこともあり、全般的な荷動きは鈍く輸送量は伸び悩んだ。8月には台風10号の上陸や、同社の輪軸組立作業における不正行為、新潟・秋田地区大雨の影響や、2024年問題を背景とした鉄道シフトの動きが続いたことにより、ほぼ前年並みの実績となった。上半期の輸送実績は1255万6000トンで前年比0.4%減だった。

コンテナは、食料工業品が猛暑の影響もあり飲料水を中心に出荷が旺盛に推移したことや 2024年問題による一部顧客における鉄道シフトの取り組みが続いたことにより、前年を上回った。紙・パルプは、ペーパーレス化の進展に伴う紙の需要減が続く中、一部顧客における鉄道シフトにより堅調に推移し、家電・情報機器は、家電需要が堅調で鉄道へのシフトもあり増送となった。コンテナ全体の上半期実績は877万9000トンで前年比0.6%増だった。

車扱は、石油が、長期連休における帰省・レジャー需要増加によりガソリン及び軽油が前年を上回った一方、セメントと石灰石は、顧客における定期修繕計画の変更や設備改修に伴う影響により、前年実績を下回った。車扱全体の実績は377万7000トンで前年比2.7%減となった。

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LOGISTICS TODAY編集部
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