郵船商事、北海道に2メガワット級のメガソーラー

八雲町に開設した太陽光発電施設

ロジスティクス日本郵船は11日、同社グループの郵船商事（東京都港区）が、北海道八雲町で出力2メガワット級の太陽光発電システムの稼動を今月1日から開始、7日に開所式を行ったと発表した。

発電システムは、同社が昨年米国ニュージャージー州に設置したシステムを超え、グループ最大規模となる。

設置するのは太平洋汽船グループの保有地で、北海道で実績のある北弘電社に施工を発注。発電予測量は一般住宅600世帯分の使用量に相当する年間192万キロワット時で、全量を北海道電力に売電する。

郵船商事は3年前から環境ビジネス（太陽光発電事業）に取り組み、国内では日本郵船東京コンテナ・ターミナルや静岡県伊東市にある自社ガソリンスタンド、海外ではロサンゼルス港コンテナターミナルや米国ニュージャージー州物流倉庫などに太陽光発電システムを設置してきた。

7月中旬からは、ジェネック（福岡県北九州市）が所有する物流倉庫の屋根（北九州市苅田地区）に設置した出力454キロワットの太陽光発電システムの稼動が開始。年間発電量は47万キロワット時を見込んでおり、九州電力に全量売電する。

これにより、郵船商事が再生可能エネルギー固定価格買取制度を利用して行う太陽光発電は、国内2件となる。