調査・データヤマト運輸は(東京都中央区)は28日、「置き配」の利用状況に関するアンケート結果を公表した。置き配の利用率は78.5%で、利用の理由は「再配達が申し訳ない」が最も多かった。置き配を利用しない理由については、盗難と雨に濡れるリスクを挙げる人が多かった。
同社は今年6月から、「クロネコメンバーズ」会員を対象に、荷物を受け取る際、「置き配」を選択できるサービスを開始した。それから5か月が経ち、置き配の利用状況や今後の課題などを把握するためアンケートを実施した。
アンケートは10月28日から今月11日まで、同社の公式LINEアカウントユーザー を対象にインターネットを通じて実施。1798人から回答があった.
アンケート結果によると、他社のサービスを含め置き配を利用したことがある人は、78.5%で定着が進んでいることがわかった。置き配を利用するケースについては、「外出時が多い」との回答は75.2%で、「在宅時が多い」は24.8%だった。
「在宅時が多い」理由については「在宅ワークで、チャイムなどを鳴らしてほしくない」「子供が昼寝している」「夜勤で昼間は寝ている」「インターフォンが鳴ると犬が吠える」といった回答があった。
「置き配」を利用した理由(複数回答)については、「ドライバーに何度も来てもらうのが申し訳ない」が89.5%で最も高く、次いで「家にいなくても荷物を受け取りたい」が79.7%、「荷物が届くまで待たなくて良い」53.0%、「再配達の依頼が面倒」51.3%と続いた。
一方、置き配を利用したことがない人に、利用しない理由を尋ねたところ、最も多いのは「盗難リスクが心配」の54.4%で、次いで「雨で濡れるのが不安」の33.7%だった。
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