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24年の人手不足倒産は2年連続過去最多、TDB調査

2025年1月9日 (木)

ロジスティクス帝国データバンク(TDB)は9日、2024年1年間の人手不足を要因とする「人手不足倒産」の件数は342件となり、2年連続で過去最多となったとするレポートを公表した。過去最多だった23年の260件を大幅に上回った。

業種別にみると、建設業が99件(前年同期比8件増)で最も多く、物流業も46件(同7件増)と高い水準だった。この2業種を合わせて全体の42.4%を占めた。

この2業種は高齢化も深刻で、就業者に占める60歳以上の割合を見ると、建設業は23.9%と全業種を大きく上回っている。物流業は18.6%で建設業に比べやや低いが、50歳以上の割合を見ると49.5%と約半数を占める。

同社は「今後も建設・物流業の就業者数はいずれも増加が見込みにくく、省力化や効率化が急がれる」と指摘している。

また、全業種でも人手不足を感じている企業の割合は昨年12月時点で52.6%となり、高止まりが続いている。労働者の高齢化も進んでいることから「今後もマンパワーの拡大は期待しにくく、人手不足による倒産は今後も高水準で推移する」と予想している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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